7.2回目の検査入院とてんかんにうつの関連性

前回6.に書いた様に退職しうつ状態。Dr.は折角だから「これを機にもう一度脳の検査や心の検査等をしたらどうか」と提案されました。家で引きこもる位なら、大部屋で生活習慣を治すまで行かなくとも外の空気を吸いに来る様な気分でいいから、と強く言われ親に相談をして2回目の検査入院になりました。

検査入院の内容は、脳のカテーテル検査・心の検査(ロールシャッハテストの様なのとカウンセリング)・あとはボーッと好きにして良いとの事。数日とりあえずマトモな食事とか、話をするとか。目的はゆっくりしろでした

今回も受付して荷物など置いたら、諸々の説明を受けました。カテーテル検査を行う事なので、心の準備はしていました。
そうです、看護師さんによる剃毛です。やはり説明の後に初老の看護師さんに剃毛されました。「若い子はやりたがらないからねぇ」と言われながら…。後日Dr.に聞いたら、慣れている方は自分で剃って来るそうです。そうすれば恥ずかしい時間も短くて済むよと…。先に言って下さい。。。

脳のカテーテル検査を2日目に行いました。同じく全身麻酔。肩の筋肉注射は痛いです、やっぱり。
死神のカマが首を刈る夢を見て検査中に起きてしまいました。慌てて再度落とされましたが、検査台の上に写された脳の画像に造影剤が動いているのを良く覚えています。
4日目にカテーテル検査の結果をDr.が、母親同席ですごく詳しく話してくれました。

大学病院での研修生の様な言い方ではありません。穏やかにハッキリと話してくれました。病気の概要は大学病院で言われた事と似ていますが、手を出すのは有益では無いとの事。QOLを下げずに生活して行くには、経過観察をする方が良いと仰っしゃりました。
脳動静脈奇形では7割が血管破裂で分かり、3割がてんかん等のたまたま見つかったケースで見つかる。そして、てんかんの場合はその症状でどうしても苦しむケースが多くて血管が切れないパターンが多い

まだ胸を救われる言葉でした。じゃあ切れる事ばかり考えなくていいのか?母親の目の前で「投薬と生活習慣を保てば、運動だって音楽のライブ観に行ったって性行為したって大丈夫。人の身体はヤワじゃないです。」と言う辺りは恥ずかしくもありDr.と相性が合うのはその辺なのですが。
そうか、今は血管の事じゃなくて、てんかんの事にアプローチか。万が一脳出血したとしても、直ぐに死に直結する事も現代医療で適切な対応(救急搬送等)を行えば無いとも、ここで言われました。絶対ではないけれど、そこで臆病になる必要は無いんだよと言うメッセージでした。

そして大学病院で様々にこねくり回され、運動機能が普通の人より低下していると言われたのですが、「運動部だったんだし私から見たらそれは感じないよ。キミもそう思った事ないなら気にしなくていいよ。」とアッサリ。そうですよね!根拠の検査の説明もなく、インフォームド・コンセントも出来ない大学病院に対し、このDr.は患者と向き合ってくれ、QOLもちゃんと診てくれました。病気が分かり夢破れ人生が180度変化し心が沈んでしまう。そんな私の再度社会復帰等に対してその後も相談し様々なアクションをしてくれました。

そして、ここで検査で撮った画像はPCで見る事が出来る様にしてくれました。DICOMViewerというソフトで見れます(MRIや医療の画像を無料で自宅のPCでも閲覧出来るソフトです)。これを基にまたセカンドオピニオンを再開するのですが…。

そして抗てんかん薬も代えていく事に。その前にセルシンという頓服薬をくれました。もし発作が来てしまったら、前兆の時点で唾液でも飲めば発作を抑えれました。

メンタル面では、パキシルから段々開放されてきました。周りの方々の支援や助けに感謝ですが発作との付き合い方でセルシンの存在が大きいです。慣れない頃は発作の前兆が来ると恐怖心と行動抑制しなくてはならないのが、本当にきつかった。
またDr.から言われていたのは、抗てんかん薬にはうつ気分になる副作用があると言われました。そーだったのかと。血圧が低くなるのはその影響があります。処方箋の副作用に書いてあります。てんかんの度合いによりますが、血圧の管理及びメンタルヘルスに注意しながら投薬とDr.とのコミュニケーションを取るべきだと私は思います

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